先月の半ばに5日間、トーマス マイヤース氏の解剖ライブを視聴しました。
毎年アメリカで行われている解剖の実習が今年はコロナの影響で実施できないため、ZOOMのライブで行われることになったのです。
日本にいながら貴重な勉強ができる機会を逃すわけにいかないと思い、即申込みました。
私は看護学生の時に人体の解剖を見学しています。
今考えると「見た」だけでしたが、セラピストとして身体のことを勉強した今では、視点がまったく違っていることに今更ながら気が付きました。
当たり前といえば当たり前のことですね。
そうでなくては困ります。
想像通りだったこと、想像とちがっていたこと、わかっていたつもりで実はあやふやだったことが一気に理解できたり、まだまだ理解できていないことが多いと実感したり、とても学びの多い5日間でした。
一日が3時間なので、かなりの量です。
4-5日目には消化不良になってきて、最後はヘロヘロになって視聴を終えました。
どんなに多くの本を読んでも得られないであろうことを、この講座で学びました。
本では絶対に太刀打ちできません。
ご献体くださったアグネスに心からの感謝と尊敬を捧げます。
「リアル」のすごさ。
これは何にでも言えることですね。
身体は全てが連動しているということが一目瞭然で、脳は厚い頭蓋骨に大切に守られていることも、さらに人体の司令塔である視床下部は脳のもっとも深いところにこんなふうにあるのかということも、見て納得できました。
人体は本当にすごいです。
アロマテラピーでテキストに書いてあることは重要なこと、正しいことではありますが、紙の上の知識でもあります。
そこに実体験が加わると、感動、さらなる興味、行動へとつながり、もっとアロマテラピーを活用したくなる。
私はそんなアロマテラピーをお伝えしたいです。
だって、生活が楽しく、身体がうれしく、心が豊かになりますから。
解剖のライブを視聴してから、トリートメント時にお客様のお身体への作用をより具体的に感じることができるようになったと感じています。
精油が身体にどんなふうに作用するのかも、解剖を見ることができたからわかるようになったたくさんのことがあります。
しかし、まだまだ。
もし実施されるなら来年も試聴したいな。
来年は今年よりもっと深いところまで理解できるような気がします😀